ECサイト制作

(1) サービスの概要

ECサイトとは

ECサイト(オンラインショップ / ショッピングサイト)とは、インターネット上で商品やサービスを販売するためのウェブサイトです。以下のような重要な役割があります。

オンライン販売
24時間365日、場所を問わず商品やサービスを販売できます。
商品・サービスの紹介
詳細な商品情報や高品質な画像で消費者の購買意欲を高めます。
在庫・受注管理
リアルタイムの在庫管理や受注処理を効率化します。
顧客データ管理
購買履歴や顧客情報を活用したマーケティングが可能になります。
決済処理
安全で便利な決済手段を提供し、スムーズな取引を実現します。

予算と納期の目安

プロジェクトの規模や要件によって変動しますが、目安は以下のとおりです。

サイトの規模 ご予算目安 納期目安
小規模サイト
(~10ページ程度)
~200万円 2~3ヶ月
中規模サイト
(10~30ページ程度)
200~600万円 3~6ヶ月
大規模サイト
(30ページ以上)
600万円~ 6ヶ月~

予算や納期が変動する要因は以下のようなものです。

  • サイトの規模(ページ数、コンテンツ量)
  • デザインの複雑さ(凝った演出やアニメーションの有無など)
  • 機能の実装(会員管理、ポイントシステム、レコメンド機能など)
  • 使用する写真や動画の撮影の有無、イラスト・CG制作の有無
  • 決済システムの種類と数
  • 多言語・多通貨対応の必要性

予算、納期に応じて制作範囲を調整するなど、柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
公開を急ぐ場合は、一部ページやコンテンツを公開後の積み残しにするなど、制作範囲を切り分けて対応することも可能です。

プロジェクトのご相談・お見積もり

ご依頼内容がまだ固まっていなくても大丈夫です。
「何に取り組むべきか」を一緒に考えるところからご相談ください。

(2) プロジェクトの進め方

①ヒアリング

お見積もり前のご相談、ヒアリングには無料で対応しております。1回1~2時間を目安に、必要に応じて複数回行う場合もございます。ご都合に合わせて、対面・オンラインどちらにも対応いたします。ヒアリングでは、以下のような点についてお伺いします。

  • 提供する商品・サービスの詳細と特徴
  • ターゲットとなる消費者層
  • 競合他社との差別化ポイント
  • 現在の販売チャネルと課題
  • ECサイトに期待する役割(売上拡大、新規顧客獲得など)
  • 必要な機能やページ(商品一覧、会員登録など)
  • 使用するカートシステム*
  • 予算と完成希望時期

*カートシステムについて:当社では、特にShopifyを用いたECサイト開発を得意としております。シンプルなサイトから、フルカスタマイズのサイトまで柔軟な対応が可能で、管理画面の操作やマーケティングツールとの連携が容易なため、特にご指定がない場合や、どのカートがいいかわからない場合はShopifyでの開発をお勧めしております。もちろん、クライアント様のニーズやご予算に応じて他のカートでの開発も可能ですので、ヒアリング時にお気軽にご相談ください。

②お見積もり・ご契約

概算見積は早ければ当日中にご提示可能です。 また、制作対象のページを増減した複数パターンの見積をご提示して検討いただくことも可能です。

概算見積のご提出後、サイトマップ作成や詳細なヒアリングを追加で行なった上で、本見積をご提出いたします。お見積もりを承認いただきましたら、契約締結を行なってプロジェクトが正式にスタートします。

③企画・戦略立案

このステップでは、プロジェクト全体を貫く企画や戦略を定めます。

商品・サービスの徹底理解

私たちはWebサイト制作のプロですが、お客様の商品やサービスに関しては理解が浅い状態でプロジェクトがスタートします。サイトを作る前に、まずは私たちがお客様の商品やサービスを徹底して理解することにご協力をお願いします。

  • 商品・サービスの特徴や強み
  • 商品カテゴリの構成や位置付け
  • 現在の主力商品や今後注力していきたい商品
  • 商品の仕入れ・発送プロセス
  • 想定される顧客層、利用シーン
  • 競合他社との差別化ポイント

このような点について、資料の提供や実際の商品・サービス体験、既存のECサイトがある場合は実際の購入体験などを通じて、理解を深めることがプロジェクトの最初のステップとなります。

課題抽出・目的の定義

特に、ECサイトリニューアルのプロジェクトでは、以下のような問題意識からご相談いただくことが多いです。

  • 商品の魅力が十分伝わっておらず「欲しくならない」:商品画像の品質や、主にトップページでの訴求(ビジュアルやコピー)に課題があるケースが多いです。
  • 商品の情報が不足していて「わからない」:商品詳細ページの説明文や、メイン画像以外の補足的な画像追加が足りず、使用感やスペックが十分に示されていないことが多いです。
  • 目当ての商品が見つけにくく「使いづらい」:商品カテゴリの構成を整理しなおす、カテゴリの切り方を複数準備する(目的別と種類別など)といった「探しやすくする」方向での解決が考えられます。また、見逃しがちな課題として「ショップ側が見せたい情報(バナーなど)を優先しすぎて、商品を探すUIが埋もれている」といったケースにも注意が必要です。
  • 動作が重い、使える決済方法が少ないなど「欲しいのに買うのをやめたくなる」:根本解決には、カートシステムの乗り換えが必要です。
ユーザー像の明確化

ecサービスの場合、多様な消費者がサイトを訪れることを想定し、以下のようなツールを使って整理します。

ペルソナ:想定される象徴的なユーザーの具体像を作成し、そのニーズや背景を想定します。

カスタマージャーニーマップ:消費者がお客様の商品サービス知ってから購入しリピーターとなるまで過程(カスタマージャーニー)可視化し、その中でECサイトどんな役割担うか明らかにします。

④ワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームとは、Webサイトのデザインの前に作る「設計図」のことです。
この段階では、以下の重要な要素が確定します。

  • サイト全体の構造とページ数
  • 各ページの大まかなレイアウト
  • 主要なコンテンツの配置と優先順位
  • 各セクションの大まかな文章内容

⑤デザイン

ワイヤーフレームが完成したら、以下のような手順でデザインを進めていきます。

ベースデザイン
サイト全体の基本的なスタイルを決定します。トップページのメインビジュアルや共通のボタン、フォントなどを定義し、サイト全体のトンマナを明確にします。
主要ページデザイン
トップページおよび商品・サービス紹介など、重要なコンテンツが含まれるページのデザインを作成します。ECサイト制作では、カート側でデザインや仕様に制約がある場合があるため、「変えられる部分と変えられない部分」を明確にお伝えした上でフィードバックをいただきながらブラッシュアップしていきます。
下層ページデザイン
より詳細な情報が含まれる下層ページ(特商法ページ、プライバシーポリシーなど)のデザインを進めます。
スマホデザイン
ここまでに確定したPC版のデザインをもとに、スマートフォンやタブレット向けのレスポンシブデザインを作成します。

⑥コーディング

デザインで決まった見た目や機能を実際のWebサイトとして実装していきます。

Webサイトの骨組み作り
デザインに基づいて、Webサイトの基本的な構造を作ります。これにより、パソコンやスマートフォンなど、様々な画面サイズでも適切に表示されるようになります。
動きや機能の追加
ボタンをクリックしたときの動きや、画像のスライドショーなど、サイトに動きや機能を追加します。これにより、より使いやすく魅力的なサイトになります。
EC機能の設定
決済方法、発送方法や送料設定など、ECサイト固有の機能設定を行います。リニューアルの場合は、既存サイトとカートが変わる場合ショップ側のオペレーションを変更する必要がある場合もあるため、事前に十分に要件や仕様の擦り合わせを行なったうえで進めます。

⑦テスト・公開

コーディングが完了すると、サイトをWeb上でご覧いただける状態となります。最終的な一般公開(リリース)へ向けて、動作確認と最終チェックを行います。

動作確認・バグ修正
各ページ正しく表示されるか、商品の購入や決済フローが正常に機能するか確認します。また異なるブラウザデバイス(スマートフォン、タブレット)で表示確認を行い見つかった問題・不具合を修正します。
最終チェック・公開
改めてサイト全体の最終チェックを行います。クライアント様にサイトをご確認いただき、購入者側・管理者側それぞれで動作・使用感の確認を行なっていただきます。リリース後の注文に対応できるよう在庫や発送オペレーションの準備が済み、承認をいただいいたらサイトを公開いたします。

プロジェクトのご相談・お見積もり

ご依頼内容がまだ固まっていなくても大丈夫です。
「何に取り組むべきか」を一緒に考えるところからご相談ください。

(3) 制作実績

stansのECサイトの制作実績です。非公開の実績もございますので、まずはお気軽にご相談ください。

プロジェクトのご相談・お見積もり

ご依頼内容がまだ固まっていなくても大丈夫です。
「何に取り組むべきか」を一緒に考えるところからご相談ください。